お子さんが歯医者さんを嫌いにならないようにできること

お子さんは最初に「歯医者さんが怖い」と一度思ってしまうと、その後の通院はとても大変なものになってしまいます。
お子さんのお口の健康を守るためには、定期的な通院がとても大切です。お子さんが歯医者さんを怖がらないように、ご家庭でも以下のように心がけてあげると、歯医者さんへの苦手意識が軽減されます。

歯医者さんに行く前にできること
お子さんに嘘をつかない 歯医者さんに行く場合は、必ず「歯医者さんに行こう」ときちんと説明しましょう。違う場所に連れてこられると、お子さんは「怖い場所なのかもしれない」と不安に思ってしまいます。
また、実際に治療があるのに「診てもらうだけ」と言ったりすることも、警戒心を強くすることに繋がります。嘘をつかないことが大切です。
「歯医者さん＝怖くないところ」というイメージを持たせる 「悪い子は歯医者さんに連れてっちゃうぞ」など、「歯医者さん＝恐いところ」というイメージを植え付けてしまうことはやめましょう。「お口のバイ菌をやっつけにいこう！」などプラスのイメージを連想させることが大切です。
機嫌を良くしてから行きましょう 小さなお子さんは、お腹が空いていたり、眠かったりすると集中力が持ちません。そのようなタイミングを避けてご来院いただくことも大切です。
歯医者さんで行うこと
保護者の方はおおらかに 保護者の方が緊張していると、お子さんにもその緊張が伝わってしまいます。いつも通りの笑顔で、明るい様子を見せてあげると、お子さんも安心できます。
「痛くない？」と聞かないようにしましょう 「痛くない？」と聞くと、お子さんは「これから痛いことをされるかもしれない」と思って、怖がってしまうことがあります。「偉いね」「すごいね」と褒めるようにしましょう。
治療が終わった後にすること
しっかり褒める 歯医者さんへ行けたこと、治療が受けられたことを「偉いね」「すごいね」「かっこいいね」としっかり褒めてあげることが大切です。「歯医者さんで頑張ると褒めてもらえる」と、歯科治療へプラスのイメージを持つことができます。
絶対に叱らない 治療ができなかったり、泣いてしまったりしてしまっても、絶対に叱らないでください。叱ることで歯医者さんは怒られる場所だと思い込んでしまい、次の治療が怖くなってしまう原因になってしまいます。

初めから歯医者さんに笑顔で通える子は少ないものです。まずは歯医者さんに慣れるところから始めて、2回、3回と徐々にできることを増やしていきましょう。

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